狭小ビルディング
制震ダンパー付き重量鉄骨造
SLIT(スリット)は、東京都内の大きな幹線道路沿いにある「狭小敷地の有効活用」として藪崎工務店が開発した商品で、以下の4つの頭文字から名付けました。
Small(狭小)
Land(土地)
Intelligence(賢い)
Technology(技術)
このエリアでの賃貸マンションを建築する時の主なテーマ以下の3つとなります。
①「法的制限いっぱいの有効活用」
②「高層化による揺れの対策」
③「資産運用効果」
このような土地の有効活用のためには7~8階建ての計画となります。また、狭小地で空間をできるだけ広く取るために柱型を小さくすることが求められるので、構造は「RC造」ではなく「重量鉄骨造」を選択しました。
そして、この商品の重要な技術が「ダンパー付き制振装置」です。これを7~8階建ての重量鉄骨造を組み合わせることで、シミュレーション上では、M7.8の地震時でも8階部分で27.18㎝の横揺れ長さが10.32cmに軽減されます。近い将来直下型地震が予想される東京都内ではこの揺れ対策はとても重要視されていることです。
また、エントランス部分にガラス張りで積極的に制振装置を見せることで、新規募集時の入居者に対して、地震時の安心感という付加価値も加わります。
効果として、今後の空室率の低下も期待でき、今後も幹線道路沿いなどの狭小地で、このSLITによって有効活用される建築物が増えることで、洗練された都市開発が進むことを望みます。